限りある時間の使い方・DIE WITH ZERO を読んで
限りある時間の使い方・DIE WITH ZEROを読みました。
私は、先日の資産状況を把握した際、収入の多くを投資にお金を回しすぎて、モヤっとしました。将来のための今になっているようでイヤな感じがすると思いました。
あまりにも私が将来志向(?)になりすぎて、今を生きていないような気がしたのです。投資配分を考える時、別に今の生活に全く不自由はないので、この水準で投資しても自分の好きなことをしつつ、投資にも大きな金額を充てられると思っていました。
しかし、いざ実際3ヶ月で60万円以上投資に回してるという事実を知った時、なぜかとても嫌気がさしました。好きなことにお金をかけて、旅行にも行き、何不自由なく生活しているのですが。。。
その時、過去に読んだ本、限りある時間の使い方・DIE WITH ZEROを読み直して見ようと思いました。
少しこれらの本から、抜粋します。限りある時間の使い方より
自分がどこに向かっているのかを考えるあまり、自分がどこにいるのかを忘れてしまう。 自分が今やっていることーー今まさに生きている人生ーーを何かの準備に使わなければ気が済まない。
「いつか何かをしたら」というマインドの人は、まだ大事なことが達成されていないせいで、現在の自分が満たされていないのだと考える。問題が解決しさえすれば、人生は思い通りに動き出し、時間に追われることなくゆっくり生きられると思っている。でも、そんな考え方をしていたら、いつまで経っても満たされることなんてない。なぜならそれは。現在を永遠に先延ばしにする考え方だからだ。例え仕事が落ち着いても、例え素敵な人に出会っても、その時はまた充実感を先延ばしにするための別の理由がいくらでも見つかるだろう。
以下DIE WITH ZERO より
私たちは喜びを先送りしすぎている。手遅れになるまでやりたいことを我慢し、ただただ金を節約する。人生が無限に続くかのような気持ちで。
いつかは誰もが死ぬ。だからこそ、限られた時間の中で最大限に命を燃やす方法を考えなければならない。
今しかできないことに金を使う。人生の充実度を高めるのは、“そのときどに相応しい経験”なのだ。時間と金という限りある資源を、いつ、何に使うか。この重要な決断を下すことで、私たちは豊かな人生を送れるのである。
今の生活の質を犠牲にしてまで老後に備えるのは大きな間違えだ。収入が少ない時に貯金するということは、豊かになっているはずの将来の自分のために、若く貧乏な今の自分から金をむしり取っている。
私たちの問題は「できる限り人生を充実させるためにはどうすれば良いか」だ。見境なく豊かになることではない。富の最大化ではなく、人生の喜びを最大化するための方法を探すことだ。目的を達成するための手段でしかない金は、人生を楽しむという最も重要な目標の達成に役立つ。一方で、金を増やしすぎてしまうことを最優先してしまうと、その目標の達成は難しくなる。
もし読まれていない方は、ぜひ読んでみてください。刺さりまくりな内容でした。
今の私は富の拡大を目指していただけで、人生の喜びを最大化することを目標にしていませんでした。ただただ脳死で将来志向になり、喜びを先送りにしていただけでした。いつか資産が1000万になったら、30歳になったら、いい人に出会えたらなど、自分に嘘をついていたのかもしれません。
「人生を楽しむ」「今を生きる」と口で言うのは簡単ですが、おそらくこれを実現することは難しいでしょう。今まで将来のために・結果のためにと生きてきました。つい将来志向・将来のためにとなってしまいます。自分のことながら笑ってしまうくらいバカでした。危なく一生、将来のためにと生きていく勢いでした。
今気付けただけでも、大きな収穫だと思いたいです。これを心がけるだけでも多少は改善していくと思います。というよりそう願いたいです。